介護食士とは、要介護者に適した日常食・介護食・病態食などの食事の調理技術を身に付けていることを証明する資格で、全国調理職業訓練協会が主催認定を行なっている民間資格です。
介護食士資格は1級から3級までに分かれていて、1級と2級は調理師や栄養士など食事に関する専門資格を持った上に実務経験を備えていることが要求されます。2級を受験するには介護食士3級の資格と介護食の実務経験2年以上が必要です。調理技能士・専門調理師・管理栄養士の方は介護食士3級の資格は必要ありません。
3級の規定受講時間は72時間(講義が24時間・実習が48時間)と決められており、出席率80パーセント以上で講座終了後の筆記試験・実技試験に合格することが必要です。介護食士3級の資格は、18歳以上であれば誰でも受験することが可能です。
介護食士の資格を取得するためには全国に置かれている調理職業訓練校(全国調理職業訓練協会に加盟している訓練校)や調理師養成学校で開催されている講座を終了し、審査をクリアしなければなりません。この介護食士資格は2001年に設けられたもので、介護に携わっている人たちの調理技術を向上させるという目的で行なわれています。
今後高齢化社会がますます進むと考えられる日本では、歯が衰えたり飲み込む力が衰えてきた高齢者などでも食べやすい調理方法を習得することが求められているために介護食士の資格は重要なものであると考えられています。
介護食士の資格を取得する過程では、栄養学や食品衛生学など食事に関する基礎的な知識から、医学的な基礎知識、高齢者や障害者の知識までを学んでいきます。